先天性甲状腺機能低下症は遺伝性の病気?
先天性甲状腺機能低下症は生まれながらにして甲状腺ホルモンの量が不足する病気です。
生れた後になって甲状腺の量が不足する
甲状腺機能低下症と症状は似ていても原因が違います。
先天性甲状腺機能低下症の原因についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒先天性甲状腺機能低下症 3つの原因とは?
この記事では先天性甲状腺機能低下症は遺伝が関係している病気なのかについて解説します。
先天性甲状腺機能低下症は遺伝が関係している病気?
先天性甲状腺機能低下症が遺伝が関係しているか?説明する前に
この病気が起こる原因を簡単に解説します。
- 甲状腺が存在していない
- 甲状腺は存在しているけど本来あるべき位置にない
- 甲状腺があるべき位置に存在しているけど甲状腺ホルモンが分泌できない
の3つです。
上記の原因の中で遺伝が関係しているのは3番目だけです。
つまり「甲状腺があるべき位置に存在しているけど甲状腺ホルモンが分泌できない」場合だけ、
遺伝が関係している可能性があります。
ただ3番目の原因であっても100%遺伝が関係しているわけではありません。
また、1番目と2番目が原因で潜在性甲状腺機能低下症が起きているなら
遺伝は関係ありません。
最後に、先天性甲状腺機能低下症で遺伝が関係していても関係していなくても、
チラージンSというお薬を毎日服用すれば、健常な人と何も変わらず
元気に日常生活を送ることができます。
当サイト管理人である私も定期的にチラージンSを服用しています。
そういった意味では遺伝が関係していようが、関係していなかろうが
不安にならずに主治医の先生の指示通りの治療を受けるようにしましょう。
最後にまとめますと、先天性甲状腺機能低下症は遺伝が関係している病気か?というと、
「甲状腺があるべき位置に存在しているけど甲状腺ホルモンが分泌できない」タイプの方だけ、
遺伝が関係している可能性があります。
でも定期的にチラージンSというお薬を服用することで
元気に生活することができます。
あまり不安にならずに治療を受けるようにしましょう。
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