抗甲状腺マイクロゾーム抗体半定量とは?
抗甲状腺マイクロゾーム抗体半定量について解説します。
抗甲状腺マイクロゾーム抗体半定量とは
甲状腺疾患治療中の人の経過と予防後の判定のための検査です。
甲状腺疾患の鑑別診断には抗サイログロブリン抗体の検査をします。
抗甲状腺マイクロゾーム抗体半定量とは
抗甲状腺自己抗体の一つである抗マイクロゾーム抗体を受身凝集反応で測定する検査です。
抗甲状腺マイクロゾーム抗体は、
抗甲状腺ペルオキシターゼ抗体とも呼ばれています。
甲状腺ホルモン合成に関わる酵素ペルオキシダーゼに対する自己抗体です。
甲状腺細胞傷害性が認められており
自己免疫性甲状腺疾患の病態に関与します。
抗甲状腺マイクロゾーム抗体半定量の検査です。
異常値を示す疾患には
- バセドウ病
- 橋本病
- 特発性粘液水腫
- 膠原病
- 甲状腺腫瘍
- 亜急性甲状腺炎
これらの疾病で自己抗体が高く検出されます。
内分泌疾患の診断にはホルモン・臓器特異性蛋白・自己抗体などの
測定が診断に置いてとても重要です。
ホルモンなどの微量活性物質の測定は、
感度・精度・特異性に顕著な進歩が見られ優れた測定が可能となりました。
各種ホルモンの測定や抗体の測定など、
血液試料を用いたインビトロ検査が広く行われています。
抗甲状腺マイクロゾーム抗体半定量の検査もこの検査になります。
甲状腺に関する検査は定期的に検査を正しく実施し、
正しく判断することが大切です。
こちらも参考に!⇒抗甲状腺抗体が陽性とはどういう意味?
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