慢性甲状腺炎で体重が変化する理由とは?
慢性甲状腺炎は別名橋本病ともいわれています。
甲状腺に慢性的な炎症が起こる病気です。
甲状腺は首に存在しています。
こちらの画像のオレンジ色の部分です。
結構小さいですね。
こんな小さい甲状腺に炎症が起こる原因は自己免疫疾患といって
自分の体で作った物質が自分の甲状腺を攻撃するためです。
自分の甲状腺が攻撃されると甲状腺本来の役目が果たせなくなります。
甲状腺は甲状腺ホルモンという新陳代謝に関係するホルモンを作り分泌します。
そのため慢性甲状腺炎になると甲状腺ホルモンが作られなくなり
甲状腺ホルモンが不足するようになるのです。
甲状腺ホルモンが不足した状態を甲状腺機能低下症といいます。
つまり
慢性甲状腺炎になる
↓ ↓ ↓
自分の甲状腺が自分の体でできた物質に攻撃される
↓ ↓ ↓
甲状腺の機能が落ちる
↓ ↓ ↓
甲状腺ホルモンが作られなくなる
↓ ↓ ↓
甲状腺機能低下症になる
慢性甲状腺炎を起こし甲状腺ホルモンが作られなくなり
甲状腺機能低下症を起こすと食事の量はいつも通りでも体重が増えやすくなります。
甲状腺ホルモンは新陳代謝に関係するホルモンです。
食べたものをエネルギーに換えて元気になります。
でも甲状腺ホルモンが不足すると新陳代謝が悪くなるため
食べたものをエネルギーに換えれず、脂肪などとして蓄積されます。
その結果、体重が増えてしまうわけですね。
最後にまとめますと、慢性甲状腺炎を起こすと体重は増えます。
甲状腺ホルモンの量が不足し新陳代謝が悪くなり
食べたものを脂肪などとして蓄積してしまうからです。
こちらも参考に!⇒薬の量はあってる?橋本病が改善しないならコチラ
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