甲状腺クリーゼの致死率は何%?
甲状腺クリーゼは甲状腺機能亢進症の症状が悪化した状態のことです。
甲状腺機能亢進症の患者さんを手術すると、甲状腺クリーゼを引き起こすことがあります。
甲状腺クリーゼの詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。
⇒甲状腺クリーゼとは?
甲状腺クリーゼは命を落とす危険のある状態です。
もし手術であっても、手術でなくても何らかの形で甲状腺クリーゼになってしまったら
致死率は何%くらいなのでしょうか?
甲状腺クリーゼの致死率は?
甲状腺クリーゼの致死率は無治療だと約50〜90%です。
治療をしたとしても致死率は20〜30%です。
つまり甲状腺クリーゼを起こして無治療だと最低でも2人に1人は死亡するということです。
でも治療をすれば致死率が約半分まで下がります。
そういった意味では甲状腺クリーゼの症状を理解しておくことが重要です。
もし甲状腺クリーゼの症状だと認識したら
すぐに病院に行って治療を受けることが生存率を高めるのに重要ということです。
甲状腺クリーゼの症状としては
- 心臓の鼓動が規則的でなくなる(不整脈)
- 高熱がでる(38℃以上)
- 心拍数が異常に上がる(1分間に約130回以上になる)
- 神経症状がでる(ケイレンなど)
- 吐き気や下痢などの消化器症状がでる
などがあります。
甲状腺クリーゼは甲状腺機能亢進症の患者さんの約1%に起こります。
もしあなたがバセドウ病などが原因で甲状腺機能亢進症の治療中であるなら、
上記の甲状腺クリーゼの症状を覚えておきましょう。
もし甲状腺クリーゼのような症状がでたなら
すぐに病院に行って診察を受けて適切な治療を受けましょう。
こちらも参考に!⇒甲状腺全摘をするとなぜ甲状腺クリーゼが起こることがあるの?
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