栄養性二次性副甲状腺機能亢進症ってどんな病気?
栄養性二次性副甲状腺機能亢進症について解説します。
副甲状腺は喉にある甲状腺の近くに2対左右上下に4つ存在している内分泌腺です。
「栄養性二次性副甲状腺機能亢進症」はどんな病気なのでしょうか。
「副甲状腺機能亢進症」とは副甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて起こる病気です。
発病の原因は大きく2つに分けられます
- 副甲状腺に原因があるも
- 副甲状腺以外に原因があるもの
です。
二次性副甲状腺機能亢進症は2番目の副甲状腺以外に原因があるものを指します。
「栄養性二次性副甲状腺機能亢進症」は主に食生活での栄養不足が原因です。
甲状腺ホルモンとカルシウムが関係している病気です。
食生活においてカルシウムとリンの摂取量のバラスが悪いと、
ビタミンDの不足を原因とする病気です。
低カルシウム血症により副甲状腺が刺激されると
- 血清PTH濃度の上昇
- 骨密度の低下
などが認められます。
治療は適切な栄養管理です。
骨疾患がある場合は運動制限をされることもあります。
栄養不足になると腎臓に異常の数値が出てきます。
また血液中のカルシウムが減り副甲状腺がカルシウムを作りすぎます。
すると血液中のカルシウム濃度が必要以上に高くなり
骨がもろくなったり動脈硬化や弁膜症、関節炎などが発症します。
病院での治療と共にまずは栄養失調を防ぎ、
バランスの取れた食事を摂ることです。
以上で栄養性二次性副甲状腺機能亢進症についての解説を終わります。
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こちらも参考に!⇒副甲状腺機能亢進症の手術で起こりうる後遺症とは?
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