亜急性甲状腺炎の治療薬プレドニンの副作用は?
甲状腺炎は様々な原因で甲状腺が炎症を起こす病気です。
甲状腺炎は急性、慢性、亜急性の3種類に分けられます。
急性甲状腺炎は、風邪などの延長で甲状腺に炎症がおこることで、
自然に治るか、数日間の投薬で治る炎症です。
亜急性甲状腺炎は名前の通り急性と慢性の中間です。
慢性甲状腺炎は、甲状腺に慢性的に炎症があります。
そのため甲状腺が腫れたり甲状腺機能に異常が起こる病気です。
今回は、亜急性甲状腺炎の治療についてご紹介します。
亜急性甲状腺炎はウィルスなどが原因で甲状腺に炎症が起こります。
甲状腺の中から甲状腺ホルモンが血液中に流れ出て
一時的に甲状腺ホルモンが過剰状態になるため首の痛み、腫れなどの症状が現れます。
しかし、一定期間が過ぎれば甲状腺ホルモンは正常な量に戻りますので
治療をしなくても治癒することが多いです。
ただ病院では血液検査などで亜急性甲状腺炎かどうか診断します。
⇒亜急性甲状腺炎を診断するための血液検査の項目は?
しかし症状は非常につらく自然治癒を待つのはとてもつらい事です。
そのため、一刻も早く症状を抑えるために投薬治療を行うのが一般的です。
炎症の症状の程度に応じて軽ければ非ステロイド性の消炎鎮痛剤を使います。
しかし、通常はステロイド剤の投与治療が行われます。
ステロイド剤を内服すると多くの場合、
数日で発熱、甲状腺の痛み、腫れも劇的に改善され症状が落ち着きます。
その後,症状の状態を確認しながら慎重にステロイド剤を減らしていきます。
そのステロイド剤で多く使われるのが「プレドニン」です。
「プレドニン」は、甲状腺炎の治療には高い効果が期待出来ると言われています。
ステロイドと聞くと、副作用を心配する方もいると思います。
「プレドニン」は副作用が少ないと言われていますが,
どんな薬にも副作用はあります。
また、長期間使用を続けたり量が多い場合は副作用の起こる頻度が
高くなります。
- 消化不良
- 喉の乾き
- 食欲が増し太る
- 下痢
- 倦怠感
- 骨がもろくなる
- 霧視(目の前が霧がかかったように見にくくなる)
などの副作用が挙げられます。
副作用は人によってまったくないこともあれば強く出る場合があります。
「プレドニン」投薬中に、気になる事、異常があった場合は、
すぐに主治医に相談しましょう。
こちらも参考に!⇒亜急性甲状腺炎になると咳はでる?
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