橋本病で起こる頭痛の特徴は?
橋本病になると頭痛の症状がでることがあります。
橋本病になると、甲状腺ホルモンの量が減ることが多いです。
甲状腺ホルモンの量が正常よりも少なくなることを甲状腺機能低下症といいます。
橋本病を発症し甲状腺機能低下症を起こすことで頭痛の症状がでるわけです。
甲状腺機能低下症は先ほども申しましたが
甲状腺ホルモンの量が減っている状態をいいます。
甲状腺ホルモンは栄養をエネルギーに変えるホルモンです。
要するに新陳代謝を活発にさせる作用が甲状腺ホルモンにはあります。
そのため甲状腺ホルモンの量が不足するということは
新陳代謝が悪くなるわけです。
たとえば筋肉内に疲れを感じさせる物質がたまっても
新陳代謝が悪いと、疲れを感じさせる物質を分解することができません。
その結果、疲れがたまりやすくなります。
この状態を筋肉疲労といいます。
また、筋肉が疲れていると、肩こりも起こることがあります。
肩こりは肩や首の筋肉が凝っている状態です。
筋肉がガチガチに硬くなっているので、周囲を通っている血液の流れが悪くなります。
その結果、脳に流れていく血液の量も不足しやすくなります。
血液は酸素を全身に送る役目があります。
そのため肩こりが起こり脳への血流が不足すると
脳に送られる酸素の量も減ります。
頭痛は脳への酸素不足から起こることもあります。
そのため橋本病が原因で頭痛が起こることがあるわけです。
つまり
橋本病になる
↓ ↓ ↓
甲状腺機能低下症を起こす
↓ ↓ ↓
筋肉内の疲労物質をうまく分解できなくなる
↓ ↓ ↓
筋肉疲労を起こす
↓ ↓ ↓
肩こりを起こす
↓ ↓ ↓
脳への血流が落ちる
↓ ↓ ↓
脳への酸素量が減る
↓ ↓ ↓
頭痛が起こる
ということです。
実際、Cephalalgiaという科学雑誌のデータによると
甲状腺機能低下症の患者さんのうち約30%の患者さんに頭痛の症状があったそうです。
しかも一度頭痛の症状がでると数日間は続くそうです。
ただ、痛みは一般的な頭痛よりはマシとのこと。
これが橋本病による頭痛の特徴です。
つまり橋本病による頭痛は頭痛が一度起こると数日間続くけど
痛みは他の頭痛よりはマシだということです。
橋本病による頭痛の場合にはロキソニンなどの痛み止めはほとんど効きません。
頭痛対策としてはこちらの書籍を参考にしてみてください。
⇒頭痛は消える。 [ 清水俊彦 ]
こちらも参考に!⇒橋本病の治療薬は?
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