副甲状腺機能低下症の原因とは?
副甲状腺機能低下症は副甲状腺から
分泌されるホルモンの量が不足することで低カルシウム血症になる状態をいいます。
副甲状腺機能低下症はなぜ起こるのでしょうか?
原因について解説します。
副甲状腺機能低下症が起こる原因
副甲状腺機能低下症を起こす原因は
- 特発性
- 続発性
- 偽性
の3つがあります。
特発性は原因が不明という意味です。
続発性は甲状腺腫瘍の摘出手術など副甲状腺を一緒に摘出してしまうことで起こります。
あるいは交通事故などで首を怪我し副甲状腺を損傷してしまった結果、
続発性の副甲状腺機能低下症を引き起こすこともあります。
偽性は偽性副甲状腺機能低下症と言います。
副甲状腺ホルモンの量は正常なのに血液中のカルシウム濃度が低い状態をいいます。
副甲状腺ホルモンは血液中のカルシウム濃度を上げる作用があります。
なのに偽性副甲状腺機能低下症になると、
副甲状腺ホルモンを分泌しても体が反応しないために、
カルシウム濃度が下がったままなのです。
偽性副甲状腺機能低下症の原因は不明な点が多いです。
ただ、遺伝子に異常が見つかるケースがあることから
「遺伝が関係しているのでは?」と考えられています。
偽性副甲状腺機能低下症についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒偽性副甲状腺機能低下症とは?診断のための検査法は?
最後にまとめますと
副甲状腺機能低下症の原因には
- 続発性
- 特発性
- 偽性
と3つあります。
続発性は甲状腺の手術や交通事故なので副甲状腺が損傷することが原因で起こります。
特発性は原因が不明です。
偽性は遺伝が関係していると考えられています。
こちらも参考に!⇒副甲状腺ホルモンが低下する原因と症状とは?
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