クレチン症 原因 遺伝子

クレチン症の原因は遺伝子?

クレチン症 原因 遺伝子

 

クレチン症が発症する原因は
  • そもそも甲状腺が生まれつきないかあっても未熟なまま
  • 甲状腺の場所が本来あるべき位置にない
  • 生まれつき甲状腺ホルモンを作ることができない

 

の3つがあります。

 

上記のクレチン症の原因の中でも
  • そもそも甲状腺が生まれつきないかあっても未熟なまま
  • 甲状腺の場所が本来あるべき位置にない

 

は甲状腺そのものがなかったり正常な位置にないために
甲状腺ホルモンをうまく作れないわけです。

 

その結果、クレチン症が発症します。

 

ところが

 

甲状腺ホルモン合成障害

 

  • 生まれつき甲状腺ホルモンを作ることができない

 

の場合、甲状腺はあるべき位置に存在しているわけです。
なのにどうして甲状腺ホルモンを作ることができないのでしょう?

 

甲状腺ホルモンをうまく作れない原因として
遺伝子が関係していることがわかってきました。

 

たとえば甲状腺ホルモンを作るためには
甲状腺ペルオキシダーゼという酵素が必要です。

 

ところが遺伝子研究の結果わかったことですが、遺伝子が原因で
甲状腺ペルオキシダーゼを作ることができないことがあります。

 

その結果、甲状腺ホルモンを作ることができず
クレチン症が発症してしまうわけです。

 

上記のような遺伝子の異常は劣性遺伝です。

 

遺伝子

 

劣性遺伝という言葉自体よい印象がないです。
ですが、劣性遺伝の劣性とは人間として「劣っている」
という意味ではありません。

 

劣性遺伝とはお父さんとお母さんの遺伝子の両方ともに
遺伝子異常を起こす遺伝子がないと
子どもに遺伝子異常があらわれないという意味
なんです。

 

つまり劣性遺伝とは遺伝子の異常を起こす能力が劣っていることをいっています。

 

そういった意味ではクレチン症の原因が遺伝子かどうか
調べるためには子供の遺伝子を調べるだけでは不十分です。

 

お父さんとお母さんも調べて
両親ともに遺伝子異常を起こす遺伝子がないか?調べる必要があります。

 

遺伝子異常があるかどうかは
血液を採取すれば検査が可能です。

 

最後にまとめますとクレチン症の原因に遺伝子が関係していることはあります。

 

クレチン症の原因の中でも
甲状腺はあるべき位置に正常な大きさで存在しているけど、
甲状腺ホルモンをうまく作れない場合に遺伝子異常が考えられます。

 

こちらも参考に!⇒クレチン症だと顔にどんな特徴がでるの?

 

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