亜急性甲状腺炎を診断するための血液検査の項目は?
亜急性甲状腺炎は首に痛みを伴う甲状腺の病気です。
激しい痛みの他に熱もでるので、我慢できずに病院を受診する方が多いです。
甲状腺の病気には他にも
- 橋本病
- クレチン病
- バセドウ病
- 甲状腺腫瘍
などがありますが、
亜急性甲状腺炎ほど痛みや熱で苦しむ甲状腺の病気は他にありません。
とはいえ、
亜急性甲状腺炎は他の記事で紹介している治療薬を服用すればほとんど完治します。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒亜急性甲状腺炎の治療薬は?
また、亜急性甲状腺炎は一度完治すれば再発率も低いです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒亜急性甲状腺炎が再発する確率は何%?
この記事では亜急性甲状腺炎かどうか診断するために利用する血液検査の項目について解説します。
亜急性甲状腺炎かどうか診断するために利用する血液検査の項目
CRP
急性な炎症が起きた場合に反応する物質です。
亜急性甲状腺炎は炎症です。
CRPは亜急性甲状腺炎のような炎症に反応しますから
血液検査ではほぼ確実に利用します。
赤血球沈降速度(赤沈)
採血した血液は
- 固形成分(赤血球、白血球、血小板)
- 液体成分(血漿)
などにわけられます。
そして固形成分である赤血球は採血後放置すると下に沈んでいきます。
どれくらいの時間で赤血球が沈むか?時間を測る検査を
赤血球沈降速度、あるいは赤沈といいます。
亜急性甲状腺炎だと赤血球沈降速度が異常に低下するので診断の一助になるわけです。
甲状腺あたりに激痛があり、熱があり
CRPの数値が高くなり赤血球沈降速度が異常に低下していたら
亜急性甲状腺炎だとほぼ診断できます。
他には別の甲状腺の病気かどうか区別するために
甲状腺ホルモンの検査もあわせて行います。
以上が亜急性甲状腺炎かどうか診断するために利用する血液検査の項目でした。
こちらも参考に!⇒亜急性甲状腺炎の治療薬は?
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