橋本病の診断で利用する血液検査の項目は?
「自分は橋本病かな?」と心配しているなら病院で血液検査を受けましょう。
「橋本病を診てくれる病院は何科?」
とよくわからない方はこちらの記事をご覧ください。
⇒橋本病の検査は何科で受けるべき?
橋本病を専門的に診てくれる科なら血液検査の項目として
- フリーT3
- フリーT4
- TSH
- TgAb(抗サイログロブリン抗体)
- TPOAb(抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体)
などを中心に調べるはずです。
もし橋本病であるなら
- フリーT3
- フリーT4
は正常より低い値になり、
- TSH
- TgAb
- TPOAb
は正常より高い値になります。
フリーT3 とフリーT4は甲状腺ホルモンの中でもタンパク質とくっついていないもののことです。
フリーT3とフリーT4は甲状腺機能に関係しています。
フリーT3とフリーT4の値が低い場合、甲状腺機能低下症を疑います。
橋本病は自分の細胞が自分の甲状腺を攻撃し
甲状腺の機能が落ちる病気なので橋本病でもフリーT3やフリーT4の値は低くなります。
TSHは甲状腺刺激ホルモンのことで脳下垂体から分泌されます。
フリーT3やフリーT4の値が低くなると、甲状腺を刺激しようとTSHをたくさん分泌します。
だから橋本病になるとTSHの値は高くなるわけです。
TgAbやTPOAbは自分の甲状腺などの細胞を攻撃する物質のことです。
橋本病はTgAbやTPOAbが増えるため甲状腺の細胞が壊れ、
甲状腺機能低下症になります。
最後にまとめますと
橋本病かどうか診断するための血液検査の項目としては
- フリーT3
- フリーT4
- TSH
- TgAb
- TPOAb
などがあります。
もちろん、別の病気の可能性もあるため病院では他の血液検査の項目も調べるでしょう。
でも橋本病の診断に必要な血液検査の項目は上記の項目です。
こちらも参考に!⇒甲状腺の病気 橋本病だと食事はどうすればいい?
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