慢性甲状腺炎の診断基準は?
慢性甲状腺炎は橋本病とも呼ばれる甲状腺の病気の一つです。
この記事では慢性甲状腺炎の診断基準をご紹介します。
慢性甲状腺炎の診断基準について
慢性甲状腺炎かどうか診断するために
- 臨床所見
- 検査所見
の2つを合わせて総合的に判断します。
臨床所見
びまん性甲状腺腫大があるかどうか?診ます。
びまん性とは全体的にという意味です。
つまり、甲状腺全体が腫れているかどうか?
超音波検査やCT検査などを利用して診断します。
慢性甲状腺炎は甲状腺が腫れる病気ですから
診断基準としてかなり重要です。
検査所見
検査所見としては
- 血液検査
- 細胞診
といった検査を利用して診断します。
血液検査の項目としては
- TgAb(抗サイログロブリン抗体)
- TPOAb(抗ペルオキシダーゼ抗体)
のどちらか一つでも陽性になることです。
それから甲状腺に針を刺して細胞を採取し
慢性甲状腺炎を疑う所見が見つかることです。
上記の臨床所見と検査所見のどちらも
1つ以上慢性甲状腺炎を疑う所見があれば慢性甲状腺炎だと診断します。
実際には他にも血液検査で甲状腺ホルモンの数値を見て
正常よりも低いかどうか?検査します。
慢性甲状腺炎になると、甲状腺機能低下症になることが多いからです。
とはいえ、慢性甲状腺炎だと100%甲状腺ホルモンの値が正常より低くなるとは限りません。
そういった意味でも慢性甲状腺炎の診断基準に
甲状腺ホルモンの値は入っていないわけですね。
以上、慢性甲状腺炎(橋本病)の診断基準に関しての説明は終わります。
こちらも参考に!⇒甲状腺の病気橋本病は放射能が原因で起こる?
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