副甲状腺機能亢進症の手術で起こりうる後遺症とは?
副甲状腺機能亢進症は副甲状腺から分泌される
副甲状腺ホルモンの量が過剰な状態です。
副甲状腺ホルモンは血液中のカルシウム濃度を高める作用があります。
血液中のカルシウム濃度が高くなると
- イライラする
- 体がだるくなる
- 何事にも集中できなくなる
などの症状が出ます。
そのため副甲状腺機能亢進症になると
血液中のカルシウム濃度が高くなるため
- イライラ
- 体のだるさ
- 集中力の低下
などの症状がでます。
他にも副甲状腺機能亢進症になると骨粗鬆症になったり
腎臓に結石ができることもあります。
非常に怖いですね。
そして副甲状腺機能亢進症の治療法の一つに手術があります。
そもそも副甲状腺は4つあります。
だから4つのうちの一部を切除することで副甲状腺ホルモンの分泌量も減り
副甲状腺機能亢進症の改善につながるわけです。
ただ、副甲状腺機能亢進症の手術を受けた後、
後遺症に悩まされることがあります。
副甲状腺機能亢進症の手術で起こるかもしれない後遺症とは?
まず異常な副甲状腺だけを手術で切除した後、
残った副甲状腺だけで、いつも通りの役目を果たすまでに時間がかかります。
その間、副甲状腺ホルモンの量が不足し、
血液中のカルシウム濃度が下がってしまう可能性があるのです。
その結果、手や口周辺にしびれが出ることがあります。
あとは呼吸がうまくできず息苦しいといった症状がでることもあります。
もししびれや息苦しいなどの後遺症がある場合には
カルシウム製剤を服用する必要がでるかもしれません。
あと、副甲状腺機能亢進症の手術の後遺症として
反回神経麻痺が起こることがあります。
甲状腺の左右に1本ずつ反回神経が通っています。
反回神経は声帯の動きをコントロールする神経です。
もし手術中に反回神経を傷つけてしまうと
声がかすれたり、飲んだり食べたりしたらむせたり
声が出なくなるといった後遺症に悩まされる危険性があります。
以上が副甲状腺機能亢進症の手術で起こりうる後遺症です。
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