副甲状腺機能亢進症の症状は?
副甲状腺は甲状腺の周りにあり4個あります。豆粒ほどの大きさです。
副甲状腺は副甲状腺ホルモンを分泌します。
血液中のカルシウム濃度を増やす作用があります。
副甲状腺ホルモンの作用について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒副甲状腺ホルモンの作用は?
副甲状腺ホルモンは血液中のカルシウム濃度が少ないときに分泌しカルシウム濃度を増やします。
逆に血液中のカルシウム濃度が多いときには副甲状腺ホルモンの分泌を抑え
結果的にカルシウム濃度を減らし正常な状態に戻します。
でも、血液中のカルシウム濃度が正常なのにひたすら副甲状腺ホルモンが分泌されることがあります。
このことを副甲状腺機能亢進症といいます。
副甲状腺機能亢進症になると、どんどん血液中のカルシウム濃度が高くなっていくわけです。
するとどんな症状がでてくるのでしょうか?
副甲状腺機能亢進症の症状について
副甲状腺機能亢進症になると血液中のカルシウム濃度が高くなります。
では、どのようにして血液中のカルシウム濃度が高くなるか?というと
一つは骨からカルシウムを奪い、血液中に流します。
だから骨がもろくなり、骨粗しょう症になり骨折することがあります。
すごく怖いですね。
骨以外にも腎臓にも副甲状腺ホルモンは作用します。
オシッコから出て行こうとするカルシウムを血液中に呼び戻そうとします。
副甲状腺機能亢進症になると腎臓に結石ができることがあります。
結石が腎臓を傷つけると出血することがあるため
血尿が出てびっくりすることもあるのです。
あと、副甲状腺ホルモンは腸からカルシウムを吸収する作用があります。
その関係で、副甲状腺機能亢進症になると腸に悪影響が出て
十二指腸潰瘍が起こり腹痛の症状が出ることもあります。
- イライラ
- 体がだるくなる
- 集中力がなくなる
などの症状がでることがあります。
以上、副甲状腺機能亢進症の症状について解説しました。
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