橋本病なら血液検査で甲状腺関連の数値はどうなる?
甲状腺の病気には
- 橋本病
- クレチン病
- バセドウ病
- 良性の甲状腺腫瘍
- 甲状腺がん
- 亜急性甲状腺炎
などがあります。
これらの甲状腺の病気から、
特定の病気を診断するために血液検査を行います。
この記事では橋本病を診断するために利用する血液検査の数値をご紹介します。
橋本病かどうか診断するための血液検査の数値は?
血液検査をすると橋本病の場合には
- TSH(甲状腺刺激ホルモン)の数値は高くなる
- FT3(フリーT3)の数値は低くなる
- FT4(フリーT4)の数値は低くなる
- TgAb(抗サイログロブリン抗体)が陽性になる
- TPOAb(抗ペルオキシダーゼ抗体)が陽性になる
となります。
TSH(甲状腺刺激ホルモン)の基準値は0.50〜5.00μIU/mLなので
この基準値以上だと橋本病の可能性があります。
FT3の基準値は2.30〜4.30 pg/mlなので、
この基準値より低いと橋本病の可能性があります。
FT4の基準値は0.90〜1.70 ng/mlです。
だからこの基準値より低いと橋本病の可能性が考えられます。
TgAb(抗サイログロブリン抗体)の基準値は400/ml未満ですから
この基準値より高いと橋本病の可能性があります。
TPOAb(抗甲状腺ペルオキシダー抗体)の基準値は50U/ml未満です。
だからこの基準値より高いと橋本病を疑います。
こんな感じで甲状腺の病気、橋本病を診断するために血液検査をするにしても、いろんな数値を組み合わせて総合的に判断していくわけですね。
ちなみにこの記事で登場したTgAb(抗サイログロブリン抗体)やTPOAb(抗ペルオキシダーゼ抗体)抗甲状腺抗体といって専門用語で抗体検査と表現します。
こちらも参考に!⇒橋本病の診断で利用する抗体検査とは?
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