副甲状腺ホルモンの働きは?
副甲状腺ホルモンは副甲状腺から分泌されるホルモンです。
副甲状腺は甲状腺の周りに4個あります。
甲状腺はこちらの画像のオレンジ色の部分です。
甲状腺は首のあたりにあって、かなり小さいです。
そんな小さな甲状腺よりもさらに小さいのが副甲状腺です。
実際、副甲状腺の大きさは約4o程度しかありません。
米粒くらいの大きさだということです。
そんな小さな副甲状腺から分泌される副甲状腺ホルモンの働きについて解説します。
副甲状腺ホルモンの働きについて
副甲状腺ホルモンは血液中のカルシウム濃度を正常に保つ働きがあります。
もし血液中のカルシウム濃度が正常より低くなると副甲状腺ホルモンが分泌されます。
その結果、骨にたまっているカルシウムを溶かし血液中に移動させます。
そして血液中のカルシウム濃度を正常に戻します。
「カルシウムは骨だけが必要なのでは?」と思われた方もいるかもしれません。
もちろん骨にとってカルシウムは必要です。
でも、血液中にカルシウムが正常な量ないと体に不調をきたしてしまうのです。
だから骨のカルシウムを溶かしてでも血液中のカルシウム濃度を正常にしようとするわけです。
血液中のカルシウム濃度が不足すると
- うつ状態
- ケイレン
などの症状がでることがあります。
血液中のカルシウム濃度が低くなると日常生活に支障がでます。
だから副甲状腺ホルモンを分泌して骨のカルシウムを溶かしてでも
血液中のカルシウム濃度を維持しようとするわけです。
こちらも参考に!⇒副甲状腺ホルモンは骨粗鬆症を悪化させるの?
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