甲状腺クリーゼ 致死率

甲状腺クリーゼの致死率はどれくらい?

甲状腺クリーゼは甲状腺機能亢進症が悪化した状態のことです。
放置すると死亡してしまうことがあり、大変危険な状態です。

 

甲状腺クリーゼ

 

甲状腺クリーゼの症状としては
  • 神経症状
  • 胃腸の症状
  • 心臓の症状

 

などがでます。

 

甲状腺クリーゼの詳しい症状についてはこちらの記事をご覧ください。
甲状腺クリーゼの症状は?

 

甲状腺クリーゼは甲状腺機能亢進症が悪化した状態ですがどんなときに起こるのでしょう?

 

たとえば、甲状腺の全摘手術をしたときに甲状腺クリーゼが起こることがあります。

 

甲状腺クリーゼ 手術

 

「甲状腺の全摘手術を受けたら甲状腺がなくなるわけだから
甲状腺機能亢進症が悪化することはないのでは?」と
勘のよい方なら、そう思ったかもしれませんね。

 

確かに甲状腺を全部摘出したら甲状腺がないわけだから
甲状腺ホルモンを作って分泌することができなくなります。

 

でも、こちらの記事で書いてある理由で
甲状腺全摘手術を受けると甲状腺クリーゼが起こることがあるのです。

 

甲状腺全摘をするとなぜ甲状腺クリーゼが起こることがあるの?

 

この記事ではもし甲状腺クリーゼを発症した場合に
致死率はどれくらいになるのか?解説します。

 

 

甲状腺クリーゼの致死率は?

 

まず甲状腺クリーゼは甲状腺機能亢進症が悪化した状態だと先ほど説明しましたね。

 

甲状腺クリーゼ 致死率

 

甲状腺機能亢進症から甲状腺クリーゼを引き起こす確率は約1〜2%です。
そしてもし甲状腺クリーゼが発症した場合に無治療だと約60%〜90%くらいの確率で死亡します。

 

つまり、無治療の場合の致死率は60〜90%ということです。

 

次に、甲状腺クリーゼだと診断がつき、
すぐに治療を始めた場合の致死率は約20〜30%だといわれています。

 

だからいくら治療をしても甲状腺クリーゼが起きてしまうと
3割前後の確率で死亡してしまうということです。

 

甲状腺クリーゼはかなり恐ろしい状態だということですね。

 

以上、甲状腺クリーゼの致死率について解説しました。

 

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