甲状腺がんはどこに転移するの?
甲状腺の腫瘍は大きく分けて2種類あります。
- 良性腫瘍
- 悪性腫瘍
です。
良性腫瘍は転移しない甲状腺にできるシコリのことです。
悪性腫瘍は転移して命に関わることのあるシコリです。
甲状腺にできる悪性腫瘍のことを甲状腺がんと言います。
甲状腺がんはさらに
- 乳頭がん
- 濾胞がん
- 髄様がん
- 未分化がん
に分かれます。
甲状腺がんが転移する場所はどこ?
乳頭がん
まず乳頭がんは甲状腺がんの約9割を占めます。
進行がゆっくりで転移することもほとんどありません。
治療がいらない場合もあるくらいです。
仮に乳頭がんが転移するなら、首のリンパ節です。
乳頭がんはほとんど命に関わりませんが
約10%の確率で、後で説明する未分化がんに変化することもあります。
未分化がんは命に関わる甲状腺がんです。
濾胞がん
濾胞がんは甲状腺がんの約5%を占めます。
乳頭がんより悪性度は高いです。
だから転移する可能性もあります。
転移するとしたら
- 肺
- 骨
- 脳
- 肝臓
などに転移することがあります。
髄様がん
乳頭がんや濾胞がんよりも悪性度が高いです。
でも、後で説明する未分化がんよりは悪性度は低いです。
髄様がんが転移する場所は
- リンパ節
- 肝臓
- 肺
- 骨
です。
未分化がん
未分化がんは甲状腺がんの中で最も悪性度が高いです。
未分化がんが発症すると、半年以内にほとんどの方が亡くなってしまいます。
未分化がんは他の甲状腺がんよりも転移する可能性は高いです。
転移する可能性のある場所は
- 肺
- 骨
- 脳
- 肝臓
- リンパ節
などです。
以上、甲状腺がんが転移する場所について解説しました。
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