甲状腺クリーゼとは?
甲状腺クリーゼとはどういう状態なのでしょうか?
甲状腺クリーゼとは甲状腺機能亢進症が悪化した状態を指します。
甲状腺機能亢進症とは甲状腺ホルモンが過剰に作られる状態です。
甲状腺機能亢進症の原因はいろいろあります。
たとえばバセドウ病を患っても甲状腺機能亢進症になることがあります。
「バセドウ病って何ですか?」と気になる方は
こちらの記事をご覧ください。
⇒バセドウ病の検査を受けるなら何科を受診したらいいの?
話は戻って甲状腺クリーゼとは甲状腺機能亢進症が重症化した状態です。
甲状腺機能亢進症を患っても、つらい症状がでるのに
甲状腺クリーゼになると、さらに症状がきつくなります。
ちなみに甲状腺機能亢進症の症状はこちらをご覧ください。
⇒甲状腺機能亢進症で起こる7つの症状をチェックしよう
甲状腺クリーゼになると症状として
- 心不全
- 不整脈
- 38℃以上の高熱
- 1分間に130回以上の頻脈
- 痙攣などの神経症状
- 下痢やおう吐などの消化器症状
などがあらわれ、死亡してしまう危険性があります。
だからもし甲状腺機能亢進症を患っている方が急に
- 高熱がでていて改善しない
- 意識がもうろうとしている
- 心臓の鼓動が不規則
- 下痢や嘔吐が止まらない
- 痙攣している
などの命に関わる危険な症状がでているようなら
甲状腺クリーゼを疑って緊急的な治療を開始します。
もし甲状腺クリーゼだと診断されたなら緊急的な対処としてステロイドの注射をします。
甲状腺クリーゼはショック状態になっています。
ショック状態を改善させるのに最善の治療はステロイドだからです。
最後にまとめますと、甲状腺クリーゼとは甲状腺機能亢進症が重症化した状態のことです。
甲状腺クリーゼは命に関わる危険な状態なので
緊急的な治療が必要になります。
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