クレチン病 症状

クレチン病だとどんな症状がでるの?

クレチン病は先天性甲状腺機能低下症ともいいます。
先天性は生まれつきの病気のことです。

 

クレチン病

 

つまり、生まれつき甲状腺の機能が悪くて
甲状腺ホルモンの量が足りない状態のことをクレチン病といいます。

 

この記事ではクレチン病の症状について解説します。

 

 

クレチン病の症状とは?

 

クレチン病の症状は以下の通りです。

 

便秘

 

クレチン病

 

クレチン病は甲状腺ホルモンの量が不足する病気です。
甲状腺ホルモンは新陳代謝を活発にさせるホルモンです。

 

だから甲状腺ホルモンが不足すると新陳代謝が悪くなり
食事をしても消化してウンチとして体の外に出ていく時間も長くなります。

 

その結果、便秘になるわけです。

 

皮膚の状態が悪くなる

 

前述の通り、クレチン病の患者さんは甲状腺ホルモンが不足するため
新陳代謝が悪くなります。

 

皮膚は約1ヶ月ごとに入れ替わります。
これをターンオーバーと言います。

 

古い皮膚が新しい皮膚に入れ替わるわけです。
でも新陳代謝が悪いと古い皮膚が新しい皮膚と入れ替わるタイミングが遅れてしまいます。

 

その結果、皮膚の状態が悪くなります。
たとえば皮膚が乾燥したり、粉がふいたような状態になります。

 

手足が冷たくなる

 

これも新陳代謝が悪くなるためです。
新陳代謝が悪い状態というのは
食べた物をエネルギーに変える能力が落ちている状態です。

 

エネルギーは熱です。
だからクレチン病になると手足が冷たくなることがあるのです。

 

体の動きが悪くなる

 

クレチン病

 

新陳代謝が悪いわけですから疲れやすいく、活発ではなくなります。

 

体がむくむ

 

新陳代謝が悪くなるので、体にたまった老廃物を外に出す力も落ちます。
その結果、体に不要な水分がたまり、『むくみ』がでるのです。

 

他にもクレチン病の症状として
  • 声がかれる
  • 舌が大きくなり口から飛び出す
  • 甲状腺が腫れる

 

などがあらわれることがあります。

 

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