橋本病で手術治療が必要な場合とは?
橋本病になると甲状腺ホルモンの量が減り
甲状腺機能低下症を起こすことがあります。
- 体温が下がる
- やる気が出なくなる
- 食べなくても太る
などの症状がでることがあります。
橋本病が原因で日常生活を送るのもつらいようなら
チラージンSという治療薬を飲む必要があります。
チラージンSの画像はこちらです。
一般的にはチラージンSを毎日服用すれば
日常生活に支障をきたすことがありません。
ただ最悪橋本病であっても治療として手術が必要になるケースもあります。
- 甲状腺が腫れて喉に違和感がある場合
- 橋本病の急性憎悪
この2点です。
橋本病になると甲状腺が腫れます。
日常生活に耐えられる程度の違和感を感じない腫れなら問題ありません。
でも甲状腺が腫れすぎて喉に違和感があって日常生活を送りづらいなら
治療の一つとして甲状腺を切除する手術が必要なケースもあります。
あと、橋本病の急性憎悪という状態でも手術治療が必要になることもあります。
橋本病の急性憎悪とは甲状腺の炎症が急激に悪化し
甲状腺が急激に大きくなり痛みや熱がでる状態です。
健康な状態では甲状腺ホルモンが作られると
そのまますぐに放出され、ホルモンの効果がでるわけではありません。
一度甲状腺の中でため込みます。
そして必要になったら甲状腺ホルモンを血液中に放出します。
ところが甲状腺の炎症が起こり、
ため込んでいる場所が破壊されることで一気に甲状腺ホルモンが放出されるわけです。
その結果、橋本病は本来甲状腺機能低下症になりやすいのですが
急性憎悪の状態になると甲状腺機能亢進症になってしまいます。
その結果、動悸や手の震え、意識障害などを引き起こすのです。
急性憎悪の治療はステロイドのお薬が中心です。
ですが、急性憎悪を繰り返すケースでは
手術を行うこともあります。
最後にまとめますと橋本病で手術治療が必要なケースは2つです。
- 甲状腺が腫れて喉に違和感がある場合
- 橋本病の急性憎悪
この2点です。
他にもお医者さんの判断で橋本病の患者さんに手術をするケースもあるでしょう。
ただ、一般的なのは今回の記事でご紹介した場合です。
こちらも参考に!⇒橋本病の検査は何科で受けるべき?
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