甲状腺の血液検査前に食事をしても大丈夫?
甲状腺の病気には
- 甲状腺機能亢進症
- 甲状腺機能低下症
- 甲状腺の腫瘍
などがあります。
甲状腺の病気を発症しても
「あ、この症状は甲状腺の病気だな」という典型的な症状がありません。
せいぜい、甲状腺周辺が腫れるくらいです。
甲状腺は首にあります。
だから甲状腺の病気になると首辺りがシコリのように腫れるくらいです。
だからもし首周辺が腫れているようなら
血液検査など、甲状腺の病気かどうか診断する検査を行うことになります。
症状だけで「甲状腺の病気だから、お薬を処方しますね」とはならないってことです。
たとえば風邪なら診察だけで咳止めや鎮痛剤のお薬を処方してくれるお医者さんは多いです。
でも甲状腺の病気は診察だけで診断してお薬を処方するってことはありません。
甲状腺の病気かどうか診断するために血液検査を行います。
で、血液検査をする前は食事を抜くように指示されるケースがあります。
では甲状腺の病気かどうか血液検査する前は食事を抜かないとダメなのでしょうか?
甲状腺の血液検査前は食事を抜くべき?
結論から申しますと、
甲状腺の病気かどうか診断するための血液検査なら
検査前に食事を抜く必要はありません。
なぜなら甲状腺に関係する血液検査は食事の影響を受けないからです。
血糖値やコレステロールなどの甲状腺とは関係ない数値は食事の影響を受けます。
だから、糖尿病かどうかの血液検査なら食事は抜いて行うべきです。
でも、単純に甲状腺の病気を診断するためだけの血液検査なら
事前に食事を抜く必要はありません。
もし甲状腺以外にも糖尿病などの心配がありお医者さんが
「血糖値も調べますね」ということなら検査前は食事を抜いた方がよいでしょう。
ただその場合にはあらかじめお医者さんから
「今日の朝食は抜いてきてくださいね」と指示されるはずです。
そういった意味では、お医者さんから指示されていないなら
あえて食事を抜いて血液検査を受ける必要はないでしょう。
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