甲状腺腫瘍の中に石灰化病変があるのは危険なの?
甲状腺腫瘍には
- 命に関わらない良性腫瘍
- 全身に転移する危険のある悪性腫瘍
の2種類があります。
甲状腺腫瘍でも悪性腫瘍だった場合には
全身に転移して手遅れになることもあります。
そこでお医者さんはエコー検査や細胞の検査を実施して
甲状腺にできて腫瘍が悪性か良性かを判断してくれます。
甲状腺腫瘍のエコー検査の画像はこちらでご確認ください。
こんな感じで甲状腺腫瘍の診断をするためにエコー検査をしたときに
石灰化している部分を発見することがあります。
石灰化はエコーで腫瘍の中で白く映る部分です。
甲状腺腫瘍の中に石灰化病変があった場合
どういう評価になるのでしょうか?
甲状腺腫瘍のエコー検査で石灰化病変が見つかったら?
エコー検査で甲状腺腫瘍内に石灰化病変があった場合
悪性腫瘍である確率は80%だと言われています。
だからもし石灰化病変が見つかったなら
お医者さんは「精密検査しましょう」とあなたに言うことでしょう。
精密検査では全身に転移していないかCT検査をしたり
細胞を採取して本当に悪性腫瘍かどうか判断したり血液検査をしたりします。
甲状腺にできる悪性腫瘍のことを甲状腺がんといいます。
甲状腺がんは以下の4つに分かれます
- 乳頭がん
- 濾胞がん
- 髄様がん
- 未分化がん
の4つです。
上記の中でも未分化がんがもっとも悪性度が高いです。
悪性度が高いとは、もっとも全身に転移して命に関わる可能性が高いと言う意味です。
最後にまとめますと、甲状腺腫瘍かどうか判断するためのエコー検査で
石灰化が見つかった場合には80%の確率で悪性腫瘍です。
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