先天性甲状腺機能低下症かどうかの再検査って何を調べるの?
生後5日くらいの赤ちゃんは新生児マススクリーニング検査を受けます。
新生児マウスクリーニング検査とは
生後5日くらいの赤ちゃんに対して異常がないか?調べることをいいます。
- フェニルケトン尿症
- メープルシロップ尿症
- ホモシスチン尿症
- ガラクトース尿症
- 先天性甲状腺機能低下症
- 先天性副腎皮質過形成症
の6種類の病気を新生児マススクリーニング検査で調べます。
この記事では上記の病気の中でも先天性甲状腺機能低下症の検査で
異常が見つかった場合に再検査を受けることになったケースを考えてみましょう。
新生児マススクリーニング検査は血液を少し採取して
簡単に異常があるかないか調べるだけです。
異常が見つからなければそれでおしまいです。
でも異常が見つかった場合には
本当に病気があるのか、ないのか白黒つけるために精密な検査を行います。
これを再検査と言います。
特に先天性甲状腺機能低下症だけに限って言えば
新生児マススクリーニング検査ではTSHという数値だけを調べます。
TSHに関してはこちらの記事をご覧ください。
⇒TSHが高いのは甲状腺機能低下症?
もしTSHの数値に異常が見つかった場合には再検査を受けることになります。
先天性甲状腺機能低下症を疑う場合の再検査としては
- TSH
- T4
- T3
という3つの数値を血液検査で調べます。
それから先天性甲状腺機能低下症の原因は3つあります。
- 甲状腺が存在していない
- 甲状腺があるべき位置に存在しない
- 甲状腺の機能が落ちている
の3つです。
さらに詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。
⇒先天性甲状腺機能低下症 3つの原因とは?
上記のような原因を突き止めるために超音波検査を再検査では行います。
甲状腺は首にあります。
だから首に超音波を当てて調べれば甲状腺が存在するかどうか診断がつくわけです。
あとレントゲン検査も行います。
甲状腺ホルモンは子供の成長に欠かせないホルモンです。
もし甲状腺ホルモンが不足しているなら骨の発達も遅れます。
レントゲンは骨の発達を確認するのに最も適した検査法ですから
先天性甲状腺機能低下症の再検査では行います。
他にも病院によっては行うこともあるでしょう。
ただ基本的には上記の再検査を行います。
以上が先天性甲状腺機能低下症の再検査の内容でした。
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