プランマー病でメルカゾールを使用することはあるの?
プランマー病は甲状腺に腫瘍ができていて
しかも腫瘍から甲状腺ホルモンが分泌される病気です。
普通の甲状腺腫瘍は甲状腺ホルモンを分泌しません。
そういった意味で、単なる甲状腺腫瘍とプランマー病を分けています。
で、プランマー病は甲状腺ホルモンを分泌するわけです。
正常以上に甲状腺ホルモンが分泌されるようになるということです。
そのためプランマー病になると甲状腺ホルモンの量が過剰になりがち。
だから甲状腺機能亢進症になりやすいです。
ところで甲状腺機能亢進症の治療薬にメルカゾールがあります。
もちろんプランマー病の患者さんにも甲状腺機能亢進症になっているなら
メルカゾールで治療をすることがあります。
ただ、プランマー病の患者さんにメルカゾールを処方すれば
腫瘍が消えるわけではありません。
メルカゾールには腫瘍を消し去る効果がないからです。
あくまでも過剰になった甲状腺ホルモンの量を正常に戻すための治療です。
だからいくらメルカゾールを飲んでもプランマー病が完治することはありません。
プランマー病の治療の基本は
- 手術
- 放射性ヨウ素内用療法
の2つです。
手術は甲状腺にできた腫瘍を除去する治療法です。
完治を目指します。
放射性ヨウ素内用療法は放射性物質を飲む治療法です。
放射性物質の中でもヨウ素は甲状腺の中に取り込まれます。
そして甲状腺の腫瘍を破壊する効果があるのです。
「じゃ、どんな場合に放射性ヨウ素内用療法を行って
どんな場合に手術を行うのですか?」と気になった方もいるでしょう。
手術と放射性ヨウ素内用療法の使い分けについてはこちらの記事で解説しました。
こちらも参考に!⇒プランマー病の治療法
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