クレチン病の予後は?
クレチン病は先天性甲状腺機能低下症とも呼ばれています。
つまりクレチン病とは生まれつき(先天性)
甲状腺の機能が低い(甲状腺機能低下症)病気のことです。
生まれてきた赤ちゃんが4000人いたら
そのうち一人はクレチン病だと診断されます。
つまりクレチン病の発症率は0.025%ということです。
「どうやってクレチン病だと診断するんですか?」
と疑問に感じている方もいるでしょう。
赤ちゃんが生まれて5日目に新生児マススクリーニングという検査を行います。
そこでクレチン病かどうか強制的に検査します。
新生児マススクリーニング検査の詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒新生児マススクリーニングの発見率はどれくらい?
この記事ではクレチン病だと診断された場合の予後について解説します。
クレチン病だと予後はどうなる?
クレチン病だと診断された場合、
生まれて3か月以内にきちんと治療を開始すれば予後は良好です。
先ほども申しましたが、生まれて5日目に新生児マススクリーニング検査が
強制的に行われます。
だからクレチン病のために予後がよくない子供は普通いません。
「でも、もし予後が悪い場合、どうなるの?」と
気になる方もいるでしょう。
生後3か月以内にクレチン病の治療を受けなかった場合には
知能障害が残ってしまうケースがあります。
クレチン病による知能障害は脳の障がいが原因です。
そのため、一生治ることがありません。
そういった意味では生後3か月以内に治療を受けないと予後が悪くなる可能性が高くなります。
「じゃ、クレチン病だと診断されたらどんな治療を受けるの?」と思ったかもしれません。
クレチン病の治療についてはこちらの記事をご覧ください。
こちらも参考に!⇒クレチン病の治療ってどうするの?
「クレチン病の予後は?
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