副甲状腺ホルモンの作用は?
副甲状腺ホルモンは副甲状腺から分泌されるホルモンのことです。
パラソルモンとも呼ばれています。
副甲状腺は甲状腺の上下に4つあります。
ややこしいですが、甲状腺は首にあります。
こちらの画像のオレンジの部分が甲状腺です。
オレンジの部分の上下に4つ副甲状腺は存在しています。
副甲状腺の大きさは豆粒ほどの大きさです。
甲状腺も小さいですが、副甲状腺はもっと小さいです。
豆粒ほどの大きさしかない副甲状腺ですが、ここから分泌される副甲状腺ホルモンは
私たちの体にとって重要な役割を担っています。
この記事では副甲状腺ホルモンの作用について解説します。
副甲状腺ホルモンの作用について
副甲状腺ホルモンは血液中のカルシウム濃度を調節する作用があります。
血液中のカルシウム濃度が下がったら、副甲状腺ホルモンが分泌されます。
副甲状腺ホルモンは
- 腸
- 骨
- 腎臓
に作用します。
腸では食べたものの中でカルシウム成分が吸収されやすいように作用します。
骨に対しては、骨の成分であるカルシウムを溶かし血液中に送り込みます。
腎臓ではオシッコとして出て行こうとするカルシウムを再吸収させます。
その結果、血液中のカルシウム濃度を高めようとします。
逆に血液中のカルシウム濃度が高くなると
副甲状腺ホルモンの分泌が抑えられます。
最後にまとめますと、副甲状腺ホルモンの作用としては
骨、腎臓、腸に作用して血液中のカルシウム濃度を高めようとします。
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