甲状腺機能亢進症は食事が原因で起こることってあるの？
食事が原因で甲状腺機能亢進症になることってあるのでしょうか？
そもそも甲状腺機能亢進症は病名ではありません。
甲状腺ホルモンの量が異常に増えた状態を甲状腺機能亢進症といいます。
甲状腺機能亢進症はバセドウ病などの病気が原因で起こります。
バセドウ病は自分の体にできた物質が自分の甲状腺などを攻撃する病気です。
自分の甲状腺が攻撃された結果、甲状腺が腫れるなどして
かえって甲状腺ホルモンの量が増えます。
これがバセドウ病です。
バセドウ病の原因はいろいろあります。
たとえばストレスが原因でバセドウ病を起こし
結果的に甲状腺機能亢進症を引き起こすこともあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒甲状腺機能亢進症はストレスが原因？
他にもバセドウ病を引き起こす原因に食事があります。
バセドウ病の原因になる食事はヨード（ヨウ素）を多く含む食事です。
たとえば海藻類に多くのヨードが含まれています。
甲状腺ホルモンの原料がヨードです。
だからヨードの摂り過ぎは
甲状腺ホルモンの量が過剰になるバセドウ病の原因になるわけです。
またバセドウ病の治療としてお薬を飲んでいても
ヨードを多く含む食事をすると、お薬の効果が出なくなることもあります。
ヨードを多く含む食事には
- 海藻類（昆布、わかめ、ひじき）
- 十六茶などの飲み物
- カップラーメン
などがあります。
これに対してヨードの量が少ない食事には
- 豆類（大豆）
- 果物類
などがあります。
最後にまとめますと、
ヨードを多く含む食事を摂り過ぎるとバセドウ病の原因になります。
バセドウ病は甲状腺機能亢進症を起こすことがあるため
ヨードの摂り過ぎは甲状腺機能亢進症の原因になるわけです。
つまり
ヨードを多く含む食事の摂り過ぎ
↓ ↓ ↓
バセドウ病
↓ ↓ ↓
甲状腺機能亢進症
という流れです。
こちらも参考に！⇒甲状腺機能亢進症はストレスが原因？
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