甲状腺機能亢進症になると血糖値はどうなるの?
甲状腺機能亢進症は甲状腺ホルモンが過剰に存在する状態です。
甲状腺ホルモンは新陳代謝を活発にさせる作用があります。
だから甲状腺ホルモンの量が増える甲状腺機能亢進症は
食べても食べても痩せたり、元気になりすぎてかえって疲れるなどの症状がでることがあります。
あと、甲状腺機能亢進症になると血糖値が高くなることがあります。
なぜ甲状腺機能亢進症になると血糖値が高くなることがあるのでしょう?
甲状腺機能亢進症になると血糖値が高くなる原因とは?
そもそも甲状腺ホルモン自体に血糖値を上げる作用はありません。
血糖値を上げるホルモンは
- カテコールアミン
- グルカゴン
- 成長ホルモン
- 糖質コルチコイド
の4つです。
ではなぜ甲状腺機能亢進症になると血糖値が高くなることがあるのでしょうか?
甲状腺ホルモンは新陳代謝を活発にさせる作用があります。
新陳代謝が活発になるとお腹の動きが早くなります。
お腹の動きが早くなると、その分食べた物を腸で吸収するスピードも効率もアップします。
もちろん、血糖値の元になる糖分の吸収もアップします。
その結果、血糖値が上がるわけです。
つまり
甲状腺機能亢進症になる
↓ ↓ ↓
甲状腺ホルモンの量が増え新陳代謝アップ
↓ ↓ ↓
消化吸収の効率やスピードがアップ
↓ ↓ ↓
糖分の吸収効率がアップ
↓ ↓ ↓
血糖値が上がる
というメカニズムです。
もし甲状腺機能亢進症が原因で血糖値が上がっているなら
甲状腺の治療を受ければ改善します。
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