甲状腺機能亢進症で浮腫の症状がでる原因とは?
甲状腺機能亢進症で浮腫の症状がでる原因について解説します。
甲状腺はのどぼとけの少し下にあるH型の小さな臓器で、
甲状腺ホルモンを分泌しています。
甲状腺ホルモンは全身の細胞に活力を与える働きがあります。
甲状腺ホルモンの働きが活発で過剰に分泌されている状態が「甲状腺機能亢進症」です。
甲状腺機能亢進症を引き起こす代表的な病気は「バセドウ病」です。
不整脈の1つで脈が不規則でかつ非常に速くなる「心房細動」も
合併症として現れることがあります。
正常な心臓は1秒間に約1回のペースで規則正しく収縮していますが
心房細動とはそのような規則的な動きが失われる代表的な不整脈です。
心電図の山と山の間隔がバラバラになっている状態です。
心房細動によって心臓の働きに負担がかかると、全身の血液のめぐりが悪くなり、
手足や身体に浮腫が現われることがあります。
血液の循環を調節している心臓の働きが低下すると、
毛細血管の血液が正常に心臓に戻れません。
細血管の圧力が上昇して血管の中の水分が外ににじみ出て、
浮腫、つまり『むくみ』が生じます。
足や手の静脈が何等かの原因で詰まってしまうと、
静脈に流れ込む毛細血管の圧が上昇し、
静脈の詰まった足や手だけむくむこともあります。
甲状腺の病気になると甲状腺そのものも腫れてきます。
甲状腺全体が腫れる場合と一部がしこりのように腫れる場合があります。
つばを飲み込んだときに違和感があれば早い受診をお勧めします。
こちらも参考に!⇒甲状腺機能亢進症で起こる7つの症状をチェックしよう
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