原発性副甲状腺機能亢進症の症状は?
この記事では原発性副甲状腺機能亢進症の症状について解説します。
まずそもそも原発性副甲状腺機能亢進症について理解しましょう。
原発性副甲状腺機能亢進症は
『原発性』『副甲状腺』『機能亢進症』と分解すると理解しやすいです。
原発性とは副甲状腺そのものに原因があるという意味です。
副甲状腺は甲状腺にくっついている豆粒くらいのものです。4個存在しています。
「副甲状腺以外が原因で副甲状腺機能亢進症になることってあるの?」
と疑問に感じた方もいるでしょう。
副甲状腺以外だと腎臓病が原因で副甲状腺機能亢進症が起こることがあります。
こんな感じで副甲状腺以外が原因で起こることを二次性といって
原発性と区別して考えます。
話は戻って、副甲状腺では副甲状腺ホルモンを分泌しています。
副甲状腺ホルモンは血液中のカルシウムを増やす働きがあります。
最後に機能亢進症は副甲状腺の機能が異常に高ぶっている状態です。
したがって原発性副甲状腺機能亢進症は
副甲状腺そのものに異常があるために、
副甲状腺ホルモンが異常に多く分泌される病気のことをいいます。
では原発性副甲状腺機能亢進症を起こすとどんな症状が出るのでしょうか?
原発性副甲状腺機能亢進症になるとどんな症状がでるの?
原発性副甲状腺機能亢進症の症状は大きくみて3つあります。
原発性副甲状腺機能亢進症になると血液中のカルシウム濃度が高くなります。
なぜ血液中のカルシウム濃度が高くなるか?というと
骨のカルシウムを奪うことが原因の一つとしてあります。
原発性副甲状腺機能亢進症
↓ ↓ ↓
副甲状腺ホルモンの量が増える
↓ ↓ ↓
骨からカルシウムを奪う
↓ ↓ ↓
骨がもろくなる
ということです。
骨がもろくなると骨折しやすくなります。
あと、骨がもろくなるだけでなく、身長が縮むこともあります。
腎臓に結石ができることがあります。
結石ができると腎臓を傷つけ出血しオシッコに血が混ざるようになります。
つまり症状として血尿が出ることがあるわけです。
原発性副甲状腺機能亢進症になると
副甲状腺ホルモンが過剰になるため、血液中のカルシウム濃度が異常に高くなります。
- イライラする
- 疲れやすくなる
- 集中力が落ちる
- 便秘気味になる
- 気持ち悪くなる
などの症状が出ることがあります。
以上が原発性副甲状腺機能亢進症の症状です。
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