甲状腺腫瘍があると血液検査でどんな異常がでるの?
甲状腺は首にあります。
場所はこちらの画像のオレンジ色の部分です。
甲状腺はかなり小さいですね。
こんな小さい甲状腺でも腫れることがあります。
こちらの画像は甲状腺が腫れているところです。
(画像はhttp://www.geocities.co.jp/AnimalPark/2633/basedou-photo1.htmlより引用)
甲状腺が腫れる原因はいろいろあります。
甲状腺腫瘍ということもあります。
甲状腺腫瘍には
- 良性腫瘍
- 悪性腫瘍
の2種類があります。
良性腫瘍は全身に転移しないシコリのことです。
悪性腫瘍は全身に転移して命に関わることがあるガンのことです。
そういった意味では甲状腺が腫れている場合、甲状腺腫瘍かどうか検査する必要があります。
甲状腺腫瘍か検査する方法の一つに血液検査があります。
もし甲状腺が腫れている原因が甲状腺腫瘍なら血液検査では
2つの数値に異常がでる可能性があります。
- サイログロブリン
- カルシトニン
の2つに異常がでる場合があります。
サイログロブリンは甲状腺腫瘍ができると上昇します。
だから、「甲状腺が腫れている」ということで病院で血液検査を受け
もしサイログロブリンの数値が異常に高いなら
少なくとも、甲状腺の腫れは甲状腺腫瘍の可能性が高いことがわかります。
ただ、甲状腺腫瘍といっても良性腫瘍か悪性腫瘍かまではわかりません。
あと、カルシトニンは甲状腺がんの中で髄様ガンの場合にだけ増えます。
ちなみに甲状腺がんは以下の4つに分かれます
- 乳頭がん
- 濾胞がん
- 髄様がん
- 未分化がん
それぞれ悪性度が違います。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒甲状腺がんはどこに転移するの?
最後にまとめますと、
甲状腺腫瘍を疑って血液検査をするなら
- サイログロブリン
- カルシトニン
の2つを調べます。
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