甲状腺肥大で経過観察してよい場合としてはいけない場合の違い
甲状腺肥大は甲状腺が大きくなっている状態を指します。
甲状腺は首のあたりにあります。こちらの画像のオレンジ色の部分が甲状腺です。
かなり小さいですね。
こんな小さな甲状腺でも大きくなることがあるわけです。
甲状腺肥大を起こす原因としては
- 橋本病
- バセドウ病
- 甲状腺腫瘍
- 亜急性甲状腺炎
などがあります。
上記の病気の中でもお医者さんが「甲状腺肥大があるけど経過観察をしましょう」
と軽く聞いただけだと不安になってしまう病気があります。
「経過観察して大丈夫なの?死んだりしない?」
と不安になってしまうわけですね。
甲状腺肥大があっても経過観察してもよい病気は
甲状腺腫瘍の中でも良性腫瘍の場合です。
他は経過観察でなく手術やお薬ですぐに治療をする場合が多いです。
話は戻って
甲状腺腫瘍には
- 良性腫瘍
- 悪性腫瘍(ガン)
と2種類あります。
悪性腫瘍はガンです。
全身に転移し命を落とすことがあります。
でも良性腫瘍は大きくなることはあっても全身に転移することがないので
普通、命に影響することがありません。
だから甲状腺肥大を起こしても良性腫瘍の場合には経過観察となるわけです。
ただ良性腫瘍でも
- 腫瘍の大きさが3pを超えてきた
- 胸のあたりまで腫瘍が大きくなってきている
- 悪性腫瘍の可能性を否定できない
などの場合には経過観察ではなく手術を勧めてくることが多いです。
以上、甲状腺肥大の中でも経過観察を勧められる病気は良性腫瘍の場合です。
こちらも参考に!⇒甲状腺肥大の症状は?
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