甲状腺が腫れて痛みがでる病気は?
甲状腺は病気になると腫れることが多いです。
たとえばバセドウ病や甲状腺腫瘍、橋本病などは甲状腺が腫れることがあります。
ただ、甲状腺が腫れても痛みがでることはふつうありません。
この記事では例外的ともいえますが
甲状腺が腫れる病気の中でも、痛みを伴う病気について解説します。
甲状腺が腫れてしかも痛みがでる病気は?
亜急性甲状腺炎
亜急性甲状腺炎は甲状腺が腫れるだけでなく
首のあたりに激痛が走り、しかも熱がでる病気です。
原因ははっきりとはわかっていません。
でも、治療薬が存在しています。
亜急性甲状腺炎の治療薬をお医者さんの指示通りに飲めば
数か月で完治することがほとんどです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒亜急性甲状腺炎の治療薬は?
ただ、「亜急性甲状腺炎が治療薬で治っても再発したりしないの?」
と不安に感じる方もいるでしょう。
亜急性甲状腺炎の再発率についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒亜急性甲状腺炎が再発する確率は何%?
未分化がん
甲状腺腫瘍には
- 良性腫瘍
- 悪性腫瘍
の2種類があります。
良性腫瘍は全身に転移することのない甲状腺の腫瘍のことです。
悪性腫瘍は全身に転移する可能性のある腫瘍です。
ただ悪性腫瘍には
- 乳頭がん
- 濾胞がん
- 髄様がん
- 未分化がん
があり、一番命に関わる甲状腺腫瘍が未分化がんです。
未分化がんが甲状腺にできると急激に大きくなり痛みがでることがあります。
他の甲状腺腫瘍だと痛みがでることは少ないです。
未分化がんなどさらに詳しい解説はこちらをご覧ください。
⇒甲状腺がんはどこに転移するの?
最後にまとめますと
甲状腺が腫れる病気の中で痛みを伴うものは
- 亜急性甲状腺炎
- 未分化がん
の2種類があります。
亜急性甲状腺炎は治療をすれば治りますが
未分化がんは全身に転移して命に関わることもあります。
こちらも参考に!⇒甲状腺が腫れている!何科に行けばいいの?
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