産後に橋本病になる原因とは?
産後に橋本病になる原因について解説します。
妊娠・出産は、母体に様々な変化を与えます。
産後の女性、20人に1人がかかる病気に甲状腺の病気「橋本病」があります。
自己免疫反応による慢性甲状腺炎です。
「橋本病」は甲状腺ホルモンが不足し全身の代謝が悪くなる病気です。
妊娠すれば、お腹の胎児が免疫反応により排除されることがないように
免疫反応は抑制されています。
妊娠中は「橋本病」の自己免疫反応も抑えられて、落ち着きじっとしています。
ところが出産し赤ちゃんが生まれると免疫抑制がはずれ、
抑えられていた橋本病の原因になる炎症が一気に激しく出てきます。
これが産後に橋本病が発症する原因です。
甲状腺細胞が破壊され甲状腺ホルモンが過剰状態になり血液中に流れ出します。
発汗異常・いらいら・不眠・食欲亢進・頻脈等々の症状が出てきます。
炎症により甲状腺が破壊され甲状腺ホルモンの生産が低下してしまいます。
産後1〜3か月頃から甲状腺ホルモン不足となり「橋本病」の症状
無気力・疲労感・寒がり・皮膚乾燥・便秘・動悸などの症状が出始めます。
出産後の調子が悪いことを「産後の肥立ちが悪い」
「育児ノイローゼ」と言われていますが、甲状腺の異常の病気「橋本病」かもしれません。
産後に体調不良が続くときは甲状腺機能検査を受け治療を始めることが、
母体にも赤ちゃんにとっても望まし選択だと思われます。
以上、産後に橋本病になる原因について解説しました。
あと、生まれてきた赤ちゃんには新生児マススクリーニング検査を実施し
甲状腺の病気がないか?チェックします。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒新生児マススクリーニングの発見率はどれくらい?
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