先天性甲状腺機能低下症の症状は?
先天性甲状腺機能低下症は生まれながらにして
甲状腺ホルモンの分泌量が不足する病気です。
甲状腺ホルモンは子供の成長に必要不可欠です。
甲状腺ホルモンが不足すると知能の発育が遅れたり身長が伸びなくなったりします。
だから、赤ちゃんが生まれて5日目くらいに新生児マススクリーニング検査を行います。
新生児マススクリーニング検査は
- フェニルケトン尿症
- メープルシロップ尿症
- ホモシスチン尿症
- ガラクトース尿症
- 先天性甲状腺機能低下症
- 先天性副腎皮質過形成症
の6つの病気をざっくり調べます。
もし新生児マススクリーニング検査で異常が見つかったら
再検査となり、精密に検査をします。
そして再検査で先天性甲状腺機能低下症だと診断されたら
チラージンSという甲状腺ホルモンを補うお薬を服用することで
子供の発育が遅れることもありません。
すくすくと元気に成長していきます。
とはいえ、もし先天性甲状腺機能低下症なのに
何の治療も受けないなら、どんな症状がでるのでしょうか?
先天性甲状腺機能低下症の症状
黄疸
新生児黄疸は健康な赤ちゃんでもあります。
でも、先天性甲状腺機能低下症の赤ちゃんは体の新陳代謝が悪いので
体から黄疸がなかなか抜けません。
そのため、白目が黄色い症状が続くことがあります。
手足が冷たい
甲状腺ホルモンは子供の発達に欠かせません。
新陳代謝にも関係しているので、甲状腺ホルモンの不足は熱を作る能力も落ち、
手足が冷たくなることがあります。
他にも先天性甲状腺機能低下症があると症状として
- 便秘
- 泣き声がかすれていてハスキーボイス
- 知能の発達が悪い
- 身長が伸びない
- 体重が増えない
などがあります。
以上が先天性甲状腺機能低下症の症状です。
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