潜在性甲状腺機能低下症 不妊

潜在性甲状腺機能低下症は不妊の原因になるの?

潜在性甲状腺機能亢進症は甲状腺ホルモンの量は正常なのにTSHの量が多い状態をいいます。
TSHは甲状腺刺激ホルモンといい、脳から分泌されます。

 

潜在性甲状腺機能低下症 不妊

 

甲状腺ホルモンの量が少ない時に脳からTSHを分泌し甲状腺を刺激します。
その結果、甲状腺で甲状腺ホルモンを作り分泌されるわけです。

 

潜在性甲状腺機能低下症では実際は甲状腺ホルモンの量が少ないのですが
TSHの量を増やすことで、甲状腺ホルモンの量を正常まで高めているのです。

 

つまり潜在性甲状腺機能低下症では
結果的に甲状腺ホルモンの量が正常でTSHの量が多い状態になっているわけです。

 

もしもっと状態が悪くなるとTSHの量をいくら増やしても
甲状腺ホルモンの量が不足した状態になります。

 

こんな感じで甲状腺ホルモンの量が少なくTSHの量が多い状態を
甲状腺機能低下症といいます。

 

甲状腺機能低下症は体温が低下したり集中力がなくなったり
太ったりといった体に様々な異変が現れます。

 

そのため甲状腺機能低下症はお薬を定期的に飲んで治療を受けることになります。
治療薬の名前はチラージンSといいます。

 

当サイト管理人の私もチラージンSを飲んでいます。
証拠の画像はこちらです。

 

チラージンS

 

とはいえ、潜在性甲状腺機能低下症は基本的には治療は不要です。
甲状腺機能低下症のように甲状腺ホルモンが不足しているわけではないので
目に見えた形でつらい症状がでるわけではないからです。

 

でも、潜在性甲状腺機能低下症は不妊症の原因になります。
潜在性甲状腺機能低下症は仮に妊娠したとしても流産や早産が起こりやすくなるのです。

 

だから潜在性甲状腺機能低下症だと診断された方で
赤ちゃんを希望している方は、治療を受ける必要があります。

 

潜在性甲状腺機能低下症 不妊

 

潜在性甲状腺機能低下症の治療は甲状腺機能低下症と同じでチラージンSを服用します。

 

でも、「もしチラージンSを服用中に妊娠してもお腹の赤ちゃんに悪影響はでないですか?」
と不安を感じる方もいるでしょう。

 

そこは安心してください。
チラージンSは甲状腺ホルモンと同じです。

 

体に存在している物質ということです。
だから妊娠中にチラージンSを飲んでも赤ちゃんに悪影響がでることはふつうありません。

 

最後にまとめますと潜在性甲状腺機能低下症は流産や早産の原因になります。

 

だから不妊治療を受けている方や不妊の心配がある方で
潜在性甲状腺機能低下症だと診断された場合にはチラージンSを飲んで治療を受けることになります。

 

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