原発性副甲状腺機能亢進症の診断法
「原発性副甲状腺機能亢進症」は副甲状腺そのものに異常があり
副甲状腺ホルモンを過剰分泌している状態です。
副甲状腺そのものの異常とは腺腫や癌などの腫瘍や過形成が副甲状腺に出来きて
色々な症状に進展していることです。
副甲状腺機能亢進症は4000〜5000人に1人に発症し
その中で副甲状腺の癌になる人は5%といわれています。
「原発性副甲状腺機能亢進症」は大変珍しい病気といえます。
「原発性副甲状腺機能亢進症」は
- 血液中のカルシウム濃度
- 副甲状腺ホルモン値
- 尿中カルシウム濃度
などの検査値で診断が付きます。
副甲状腺の腫瘍がどこにあるか探す検査は
- 超音波検査(エコー)
- 副甲状腺シンチグラフィ
- 頚部CT検査
で見つけることが出来ます。
副甲状腺がんは治療前に診断することは難しいです。
血液検査や腫瘍切除後、病理組織検査後はじめて診断することが可能です。
副甲状腺に腫瘍が出来ます。
その腫瘍がたくさん副甲状腺ホルモンを作ります。
血液中に流れ出し血液中を流れる副甲状腺ホルモンの量が増えます。
採血で副甲状腺ホルモンの量を測定すると、
高い値が出てきます。
原発性副甲状腺機能亢進症の初期症状は
- 体調不良=イライラ感・倦怠感・食欲不振体調不良
- 胃腸症状=吐き気・腹痛
などがあります。
さらに原発性副甲状腺機能亢進症により
高カルシウム血症が進むと
- 尿量増加
- 脱水状態
- 肝臓機能低下
原発性副甲状腺機能亢進症の治療をしないと
- 昏睡状態
- 命の危機
となります。
初期の段階では症状はなく気が付きません。
検診などで偶然発見されて診断が付くことがあります。
副甲状腺機能亢進症について詳しく記述されている書籍はコチラ
⇒副甲状腺・骨代謝疾患診療マニュアル [ 竹内靖博 ]
こちらも参考に!⇒原発性副甲状腺機能亢進症の治療方法は?
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