クレチン病が起こる3つの原因とは?
先天性甲状腺機能低下症はクレチン病ともいいます。
先天性は『生まれつき』という意味です。
つまり、生まれつき甲状腺の機能が低下していることをクレチン病と言うわけです。
この記事ではクレチン病を引き起こす3つの原因について解説します。
クレチン病の原因を3つご紹介します
甲状腺が存在していない
甲状腺は甲状腺ホルモンを作って分泌する場所です。
もし甲状腺そのものが存在していないのなら
甲状腺の機能低下どころか、機能不全の状態になってしまいます。
甲状腺があるべき位置に存在していない
本来、甲状腺は喉仏のあたりにあります。
甲状腺の機能はあるべき位置にあって効果を発揮します。
だから甲状腺があるべき位置に存在していない場合にはクレチン病になってしまいます。
甲状腺ホルモンを作る過程に異常がある
甲状腺が存在している場所は正しいし
実際に存在しているけど、クレチン病が起こる場合があります。
甲状腺ホルモンが作られるには脳下垂体にある甲状腺刺激ホルモン(TSH)が必要です。
だから甲状腺がいくら存在していてもTSHの分泌が悪ければ
甲状腺ホルモンの量が不足しクレチン病が発症するわけです。
これはあくまで可能性の一つです。
他にもいくら甲状腺があるべき位置に存在していても
甲状腺ホルモンがうまく作られず、甲状腺機能低下症が起こることがあります。
以上がクレチン病が起こる3つの原因でした。
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