甲状腺機能低下症と橋本病の違いとは?
甲状腺機能低下症と橋本病の違いをご存知ですか?
というと、
「橋本病と甲状腺機能低下症は同じ病気じゃなかったの?」
と思った方もいるでしょう。
ですが、甲状腺機能低下症と橋本病は違います。
この記事では甲状腺機能低下症と橋本病の違いについて解説します。
橋本病と甲状腺機能低下症の違い
橋本病は慢性甲状腺炎ともいいます。
慢性甲状腺炎は自己免疫疾患です。
自己免疫疾患とは自分の細胞が自分の細胞を攻撃する病気です。
普通、自分の細胞は自分の細胞を攻撃しません。
たとえるなら、自分の手で自分の頭を本気で殴ることを1日中続けるようなものです。
そんなことをする人はいませんね。それと同じことです。
でも慢性甲状腺炎になると自分の細胞が自分の甲状腺の細胞を攻撃するようになります。
そのため甲状腺の能力が落ちるわけです。
結果、甲状腺ホルモンを作る能力が落ち甲状腺機能低下症になります。
甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンの量が不足することで
様々な症状がでる状態をいいます。
どんな症状がでるかに関してはこちらの記事をご覧ください。
⇒甲状腺機能低下症?7つの症状をチェックしてみて!
つまり、橋本病になると甲状腺機能低下症になることがあるわけです。
ただ、甲状腺機能低下症になる原因は橋本病だけではありません。
甲状腺機能低下症の原因には
- 橋本病(慢性甲状腺炎)
- 亜急性甲状腺炎
- ヨード不足
- ヨード過多
- 医原性(甲状腺摘出や放射線治療)
- 遺伝性のホルモン受容異常
- 甲状腺刺激ホルモンの分泌異常
などがあります。
最後にまとめますと
甲状腺機能低下症と橋本病は違います。
橋本病は自分の細胞が自分の甲状腺の細胞を壊す病気です。
自己免疫疾患といいます。
橋本病の症状の一つに甲状腺機能低下症があります。
甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンの量が不足することで起こります。
甲状腺機能低下症の原因には
- 橋本病(慢性甲状腺炎)
- 亜急性甲状腺炎
- ヨード不足
- ヨード過多
- 医原性(甲状腺摘出や放射線治療)
- 遺伝性のホルモン受容異常
- 甲状腺刺激ホルモンの分泌異常
などがあります。
なんとなくわかっていただけましたでしょうか?
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